プラセンタの危険性の確認
こちらでは美肌などアンチエイジングが期待されるプラセンタ、その危険性について紹介します。
プラセンタを利用する上で罹患してしまう可能性のある病気は、症状の軽いもので成人型アトピー性皮膚炎の悪化など皮膚に関する病気です。
症状の重いもので牛海綿状脳症、通称「狂牛病」と同じ症状を持つ「変異型クロイツフェルト・ヤコブ病」やその他未知の病気にかかる危険性があります。
ちなみに、クロイツフェルト・ヤコブ病とは基本的に30歳以上が発症する病気で、脳梗塞などが原因で起こるアルツハイマー型認知症と同じ症状を持っている病気です。
けれど、通常の認知症とは違い、クロイツフェルト・ヤコブ病は死後でないと発見が難しく、病状の進行速度も認知症の倍以上早く脳が空洞化していきます。
そして1~2年で死に至る対策もない病気なのです。
このような狂牛病が何故プラセンタの摂取から発症してしまうのかというと、プラセンタの原料に由来しています。
そもそもプラセンタとはラテン語で胎盤を意味します。
胎盤と聞くと敬遠する人も多いものですが、古くは古代ローマ時代から食べられてきました。
現在でもプラセンタは、歯科治療や整形外科などで使われる様々な医薬品に使用されています。
これだけ聞くと前述のような健康被害がないように聞こえますが、医療分野で使用されているのは101度以上で加熱する等の滅菌処理や細胞の不活性化処理が徹底された人の胎盤が利用されています。
一方、サプリメントで使われているプラセンタは、医薬品ほどの処理が必要な規定はなく、衛生管理方法もメーカーにより違います。
そして、前述のクロイツフェルト・ヤコブ病の原因になる牛の胎盤は、リスクの高いプラセンタといえるのです。
動物の胎盤で比較的安全なものは馬といわれていますので、プラセンタを活用する際は抽出方法や原材料まで注意してみましょう。